


寅さんの足跡に、ほっとする日本が、ある。美作滝尾駅
止まった時間は、いつのことか。 数年前のこと。JR因美線美作滝尾駅訪ねた。現在も昭和3年(1928)開業当時の木造駅舎が残り、線路脇から田んぼが広がっている風景に、時間が止まっているかのようだ、とも形容され […]
御蔵前の船着き場。忘れられそうな、港の物語。
石段組の船着き場跡へ。 川と鉄橋と夕日。その3セットを眺めたくてぶらぶらとする。ここは熊本県川尻町。熊本県と宮崎県の県境辺りにはじまり、熊本平野の南部を流れて有明海へと豊かな水を運ぶ緑川。この川を目指して、 […]
長く続くのは、海の中の道、だけではない。
小さな、小さなこのメディアがスタートし、一年が経過しました。 いつもご覧いただいているみなさん、本当にありがとうございます。 旅は日常の隣、そして人と土地、未来をつなぐものという思いで、これからも少しずつではありますが、 […]
地域活性より、祭。と思った北河内、だんじりの日。
五穀豊穣を願い、地車が曳かれる秋。 だんじり。おもしろいことに、文字入力で「だんじり」と入力すると「地車」と変換される。「じぐるま」ではない。 大阪では10月に、だんじりがまちへ出る。岸和田が代表的な大阪南 […]
どこかのまちの、誰かの暮らしの音。
旅のアップデート。その時、旅人は? 少しずつ、旅が日常の一部に戻って来つつある。 コロナ禍に慄いた2年間は、旅どころか出かけることそのものが世界的に控えられていたが、その間、何かが動いていた。 オンラインツ […]
「輪」をもって貴し。争いも解決してきた。
噴水ではなく、分水である。 初めて見たのは、九州熊本・山都町だった。田んぼが広がる土地に突然、円形で、水が噴き出すコンクリート造のものが現れたのだ。 こんなところになぜ噴水? と思ったが、案内板を見るとそれ […]
寝台特急に夢と乗る。
始まる前に旅を感じる。 最終の大阪環状線で、大阪駅へ着く。唯一空いているコンビニへ寄り、夜食を少しばかりと缶ビールを買い、そそくさと目指すホームの階段へ。 この瞬間はいつも、ストーリはまるで違うのだが、日本 […]
不夜城は新たな命を得て、なお立つ。神子畑選鉱場
山のあなたの、それほど遠くはないところに。 神子畑(みこばた)選鉱場というところが、兵庫県の中央部近く、朝来市の山中にある。隣町にはまつて戦国時代から採掘が行われていた明延鉱山があり、山を一つ隔てた神子畑も […]