


男山は、水も酒も、人々のために。
男山は、どこの酒なのか。 男山という日本酒がある、ということは広くに知られていて、全国に男山と名が付く日本酒が複数あることも、もちろん。 だからと言って、本物・偽物といった話になるようなことはない。 もとも […]
旭川、山と川。
あれは大雪山ですか? ええ旭岳です。 大寒の日、北海道旭川に降り立った。外気温はマイナス17°。 濡れティッシュを振り回すと、5秒ほどで凍った。 ホテルの窓から眺める旭川のまちは、曇天だからか、夕暮れの時間 […]
霊菓を祖に持つ下津のみかん。
代々、橙、不老不死。 新年を迎えるにあたり、鏡餅を飾る。近年は機械づきの餅と樹脂製のみかんをセットにした小さなものがスーパーなどで売られ、マンションではその方が便利なのだけれど、やはり、年の瀬近くについた餅 […]
見守りいただくために、守る美しさ。
猿田彦神に、この国ではよく出会う。 田が並ぶ地域を歩いていると、掃除の行き届いた道祖神を見かけることがある。 のっぺらぼうの石に注連縄が飾られていることもあれば、猿田彦大神または猿田彦神と刻まれていることも。 猿田彦とは […]
高山の里。細道をぽたぽた、歩く旅。
山あいの村に、聖地があると? 縁あって、ピルグリム・ツーリズムに参加した。 場所は大阪府北部の豊能町、高山という地区。 ピルグリム・ツーリズムとは聖地巡礼を指し、観光旅行はそのルーツが聖地を訪ねるための旅にある。 訪れた […]
信仰と観光が通った青山通り
ふと思い立って。 青山通りを歩いてみる。 赤坂見附跡に立ち、遠く見える緩やかなアップダウンへ向かう。国道246号線のうち、千代田区から渋谷区までの区間が青山通りで、その道は渋谷から先へ多摩川を越え、厚木、伊勢原、さらに矢 […]
生死の狭間、東山。<1>
いちいち引っかかってばかり。前に進めぬ清水坂。 最初から回りくどいが、世界の東山へ行くときは、京阪清水五条駅を出て五条通から一度鴨川を越え、木屋町通りを通って松原橋を渡って東へ行く。 現在は松原通と呼ばれるこの道が好きだからだ。