


おかわり必至。多田屋のどて串。
ターミナル駅の近く、楽園の酒場。 和歌山市内で酒場を探そうと思うと、アロチやぶらくり丁を思い浮かべるが、楽園は、JR和歌山駅を下りて徒歩3分ほどのところにあった。 多田屋という。 右隣に酒販店「多田酒店」が […]
精進と言わずとも、心整う薬草料理。
薬草のまち宇陀の、薬草(料理)の寺。 奈良県宇陀市を含む地域は、日本書紀に薬狩の記載があるほど、古くから薬草の供給地として知られていた。 やがて江戸時代になり、幕府から採薬師が宇陀を訪れた際、その見習いとし […]
かにの町の、オフシーズンの民宿の朝。
かにがない時期に、求めるものは。 鳥取県鳥取市、兵庫県新温泉町・香美町・豊岡市、京都府京丹後市にまたがる山陰海岸ジオパークを、勝手に松葉がにラインと名付けている。 そのなかでも兵庫県香美町の香住は、言わずと […]
その先を見て見ぬ振りする、たこ竹。
世の中でお伊勢さんへのおかげ参りが大流行していた天保二年、大阪の松屋町に「たこ竹」は誕生。 松屋町の商人たちに寿司(といっても稲荷のようなもの)とうどんを出していた。 当時の松屋町は現在のように人形や玩具店ではなく、菓子 […]
つるやのチャーシュー
何を味わいたいか。そういう選び方を教わった。 北海道三大ラーメンのひとつ・旭川ラーメン。醤油ラーメンが主で、全国的に知られ、名店と呼ばれる店も多く、第二次世界大戦後に創業し、暖簾を守り続けている店も数多ある。ある調査では […]
港屋のちゃんぽん
人はここを「お遍路食堂」と言う。 福岡県糟屋郡篠栗町は、篠栗四国八十八ヶ所霊場が町に散在しており、3泊4日かけて札所を巡るお遍路が訪れる町だ。 場所はJR筑前山手駅前。店を開いてもう100年を超えるという。現おばちゃんで […]
一養軒のローストビーフ
洋食とウイスキー。どちらを主として店に入るか。 京都は古くから続く洋食店が知られている。オムライスだったりクリームコロッケだったり、名物もそれぞれ。 しかし、佇まいこそ名物、と言える店はここだけではないだろ […]
力餅食堂 加藤商店の丼
おはぎにつられて、丼を頼む。 京都・東山の松原通を東へ歩き、やや上りとなった先、東大路通の手前右手に、力餅食堂がある。 兵庫県豊岡市の饅頭屋が京都寺町六角に移ったものの、鳴かず飛ばずだったために餅屋となった「名物力餅」が […]