江戸と明治をまたいだ、本州最南端のシンボル。潮岬灯台。 実は正式点灯の3年前に、一度輝いていた。 本州最南端の地として知られる、和歌山県串本町の潮岬。ここには、明治6年(1873)から正式点灯を開始した潮岬灯台がある。建設当初は木造八角形で、パンフレットによると […] 2023.6.30
旅に出て、風呂に入って目的地を探すこともあったり。 洗うだけではない楽しみがある、銭湯だが。 日本は温泉大国であると同時に、公衆浴場が多い国でもある。 もともとは「湯屋」として仏教伝来のあと寺院に誕生し、布教やそれに近い目的で、蒸気風呂として提供されることか […] 2023.6.5
山奥の天神社、人々が守り続ける神様と老婆の心。 みかんの里の山深く、さらさらと落ちる滝の袂に、小さな祠 みかんの産地で知られる和歌山県有田川町。町を東西に流れる有田川から北へ延びる県道159号線(海南吉備線)は、記紀に日本における柑橘の発祥の地と記される […] 2023.5.2
寅さんの足跡に、ほっとする日本が、ある。美作滝尾駅 止まった時間は、いつのことか。 数年前のこと。JR因美線美作滝尾駅訪ねた。現在も昭和3年(1928)開業当時の木造駅舎が残り、線路脇から田んぼが広がっている風景に、時間が止まっているかのようだ、とも形容され […] 2023.4.12
御蔵前の船着き場。忘れられそうな、港の物語。 石段組の船着き場跡へ。 川と鉄橋と夕日。その3セットを眺めたくてぶらぶらとする。ここは熊本県川尻町。熊本県と宮崎県の県境辺りにはじまり、熊本平野の南部を流れて有明海へと豊かな水を運ぶ緑川。この川を目指して、 […] 2023.1.12
長く続くのは、海の中の道、だけではない。 小さな、小さなこのメディアがスタートし、一年が経過しました。 いつもご覧いただいているみなさん、本当にありがとうございます。 旅は日常の隣、そして人と土地、未来をつなぐものという思いで、これからも少しずつではありますが、 […] 2022.11.28
地域活性より、祭。と思った北河内、だんじりの日。 五穀豊穣を願い、地車が曳かれる秋。 だんじり。おもしろいことに、文字入力で「だんじり」と入力すると「地車」と変換される。「じぐるま」ではない。 大阪では10月に、だんじりがまちへ出る。岸和田が代表的な大阪南 […] 2022.10.26
どこかのまちの、誰かの暮らしの音。 旅のアップデート。その時、旅人は? 少しずつ、旅が日常の一部に戻って来つつある。 コロナ禍に慄いた2年間は、旅どころか出かけることそのものが世界的に控えられていたが、その間、何かが動いていた。 オンラインツ […] 2022.8.1
「輪」をもって貴し。争いも解決してきた。 噴水ではなく、分水である。 初めて見たのは、九州熊本・山都町だった。田んぼが広がる土地に突然、円形で、水が噴き出すコンクリート造のものが現れたのだ。 こんなところになぜ噴水? と思ったが、案内板を見るとそれ […] 2022.7.11
寝台特急に夢と乗る。 始まる前に旅を感じる。 最終の大阪環状線で、大阪駅へ着く。唯一空いているコンビニへ寄り、夜食を少しばかりと缶ビールを買い、そそくさと目指すホームの階段へ。 この瞬間はいつも、ストーリはまるで違うのだが、日本 […] 2022.5.18